御物朗詠 (7寸2分×8寸8分)
粘葉本和漢朗詠
藤原公任撰、行成筆と伝えられる 上下2巻から成る粘葉綴じの和漢朗詠集の書写本で、11世紀中頃の誕生とされる。和漢朗詠そのものは1012年頃の成立。漢詩文588首に柿本人麻呂、紀貫之など和歌216首を添えたもの。
上巻は料紙29枚から成58帖(1帖は縦20cm×横12.1cm)、下巻は料紙29枚と半葉から成59帖の美しい文様の唐紙料紙からなる。
春・夏・秋・冬を揃えた上巻と、その他雑を集めた下巻、共に其の料紙の色使いに一定の法則があり、多少の濃淡の差こそあれ同じ色使いの組合せと為っております。(唐紙柄は上下巻で異なっている物が御座います)
又この粘葉本は其の筆跡、料紙の美しさから、書写後ほど無くして破格の扱いを受けてきた著名な古筆のひとつだと伝えられています。特に明治の頃にはこぞって書写され、漢字と仮名を同時に稽古出来ると重宝がられ、仮名手本のトップクラスとして万人に親しまれておりました。
清書用 両面加工料紙;表面=具引唐紙・裏面=具引
本清書用1冊は、12色・18種類・59枚の料紙で構成(1枚は半葉)
1冊より、上下二巻の粘葉本和漢朗詠集が作成できるように作られております。
尚、上から順番に1枚ずつ29枚の粘葉綴じを行えば、上巻が、同様に残り30枚を行えば、下巻が作成できるように組んで有ります。(但し、半葉は両面具引加工のみ
= 原本唐紙柄判読不能の為)
料紙のみと為りますので、表紙及び裏表紙(飾り料紙)は付いておりません。
粘葉本和漢朗詠集表紙 (緑グレー色; 小菊唐草 ) |
見返し料紙 (濃緑グレー色; 装飾料紙 ) |
唐紙料紙 (極薄焦茶色; 雲鶴紋 ) |
唐紙料紙 (極薄焦茶色; 一重唐草 ) |
唐紙料紙 (濃黄茶色; 抱鶴唐草 ) |
唐紙料紙 (赤茶色・極薄焦茶色; 具引 ) |
唐紙料紙 (極薄焦茶色; 小菊唐草 ) |
唐紙料紙 (濃黄土色; 変り菊唐草 ) 資料館価格 清書用・臨書用紙1冊 31800円(税別) |
唐紙料紙 (極薄焦茶色; 雲鶴紋 ) 資料館価格 臨書用紙淡色1枚 627円(税込) |
唐紙料紙 (濃桃茶色; 雲鶴紋 ) 資料館価格 臨書用紙濃色1枚 858円(税込) |
唐紙料紙 (蜜柑色; 雲鶴紋 ) 資料館価格 清書用・臨書用紙1冊 34980円(税込) |
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唐紙料紙 (中灰緑色;瓜唐草 ) |
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正規品 清書用
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正規品 練習用
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