装飾料紙　具引唐紙　『小波紋』ﾍﾞｰｼﾞｭ色　　　　　　　　
　ハガキ（３寸５分3厘×５寸２分2厘)　

　三椏入雁皮製　具引染　中色　全面柄雲母摺　金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ振　

ﾍﾞｰｼﾞｭ色は薄くて明るい茶色の総称で、元々は未晒しの羊毛の地色其のままを云ったフランス名から来たものです。伝統色では素色から亜麻色や赤香色まで、含まれている赤味や黄色味の成分によって様々な色となる薄茶色の総称の色となります。
小波紋は線と線の間の幅の狭い穏かなうねりの小さな波が描かれた紋が所々で交錯する様に隣接する他の紋との間で波柄を織りなすように描かれた柄になります。紋の中の所々に小さな波頭をあしらっただけの穏かな波の柄になります。紋を摺り出した料紙も唐草を摺り出した料紙も共に唐紙と呼びます。
中色(濃色と淡色の間の濃さの色)の地色に雲母で柄を摺り出し、金銀の中小切箔砂子と金銀のﾉｹﾞ(針状の金銀箔)で二ヶ所の装飾を施しております。穏かに金銀彩の煌めく様子を表現した装飾料紙です。箔や砂子の上にも墨が乗るように加工してあります。清書用加工を施しておりますので、運筆、墨の使い方等の表現方法も行い易くなっております。　

ﾍﾞｰｼﾞｭ色

写真をクリックすると部分拡大が御覧に為れます。	装飾料紙　ハガキ 具引唐紙『小波紋』 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 金銀彩の輝く様子へ
中色染の全面に白雲母で小波紋の柄を摺り出し、二ヶ所の金銀彩加工を行っております。金銀中小切箔と不規則な形の小石砂子をぼかし状に二ヶ所施し、そこに散らされた金銀のﾉｹﾞがアクセントと成っております｡小さいながらも平安王朝の料紙の雰囲気を醸し出しております。 実際の見え具合は手に取ると全体的に煌びやかな輝きが感じられてもう少し良く見えるように為ります。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm

具引唐紙『小波紋』

	左上側部分 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 『小波紋』 金銀・唐紙柄の輝く様子へ
左上側部分　金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ振　具引唐紙『小波紋』　　　　　　　　　ﾍﾞｰｼﾞｭ色 右下側部分の金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞの陰での様子になります。大きな四角形が中切箔、小さな四角形が小切箔、細かい金銀の点々や不規則な形（小石砂子）のものが砂子になります。やや濃いベージュ色の線が小波紋の柄になります。ご心配なく、光が当たれば金銀も柄も輝いて見えます。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm
	右下側部分 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 『小波紋』 金銀・唐紙柄の輝く様子へ
右下側部分　金銀中小切箔砂子ノゲ振　具引唐紙『小波紋』　　　　　　　　　ﾍﾞｰｼﾞｭ色 右下側部分の金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞの陰での様子になります。大きな四角形が中切箔、小さな四角形が小切箔、細かい金銀の点々や不規則な形（小石砂子）のものが砂子になります。やや濃いベージュ色の線が小波紋の柄になります。ご心配なく、光が当たれば金銀も柄も輝いて見えます。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm

	左上側部分 光を当てた状態 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 『小波紋』 陰での見え方へ
左上側部分　金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ振　具引唐紙『小波紋』　　　　　　　　　ﾍﾞｰｼﾞｭ色 左上側部分の金銀中小切箔ﾉｹﾞ砂子の陰での様子になります。大きな四角形が中切箔、小さな四角形が小切箔、細かい金銀の点々や不規則な形（小石砂子）のものが砂子になります。細長い箔が金銀のﾉｹﾞになります。 全体に白っぽく、地色がやや暗く写っておりますがご心配なく、手にして頂ければ地色もちゃんとﾍﾞｰｼﾞｭ色に金銀の輝きも感じられます。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm
	右下側部分 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 『小波紋』 陰での見え方へ
右下側部分　金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ振　具引唐紙『小波紋』　　　　　　　　　ﾍﾞｰｼﾞｭ色 大きな四角形が中切箔、小さな四角形が小切箔、細かい金銀の点々や不規則な形（小石砂子）のものが砂子になります。薄く白っぽい線が僅かに輝いた状態の小波紋の柄になります。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm

	光を当てた状態での見え方 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ 『小波紋』 陰での見え方へ
光を当てた状態　金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞ振　具引唐紙『小波紋』　　　　　　　　　　ﾍﾞｰｼﾞｭ色 金銀中小切箔砂子ﾉｹﾞの光を当てた状態での金銀の輝く様子をご覧ください。雲母摺りの柄と金銀彩が輝いているのがお判りいただけると思います。全体に白っぽく更に地が暗く写っておりますが、ご心配なく！ 手にして頂ければ地色もちゃんとﾍﾞｰｼﾞｭ色に金銀の輝きも感じられます。	ハガキ『小波紋』 縦10.5cm×横15.6cm