三十六人集・断簡 石山切
貫之集(下) 破り継『天の川(縦向)』 (清書用臨書用紙) 戻る 『三十六人集』 粘葉本 一覧へ
貫之集(下)石山切 破り継 『天の川(縦向)』
破り継 『天の(川縦向)』 花鳥折枝金銀袷型打 (半懐紙)


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 右上破り継部分 花鳥折枝金銀袷型打  
台紙は白色の具引唐紙で、唐紙柄は左側花唐草、右側菱唐草です。
 貫之集 書


貫之集(下) 破り継 『天の川(縦向)』 破り継部分拡大 
 
 右下破り継部分 花鳥折枝金銀袷型打 台紙は白色の具引唐紙(花唐草)
瀬に立つ白波、川面に見ゆるは葦でしょうか。
赤人集の天の川(二股)には銀泥で降積った雪が描かれていますが、
こちらの川では雪は描かれておりません。
 


貫之集(下)石山切 破り継 『天の川(縦向)』 書手本 
 貫之集(下) 書 第二十六紙 項を捲ると裏側 にも書が書かれております。 田中親美氏模本
 縦6寸7分、横1尺5分5厘

両面加工の料紙を使用して綴じた帖です(見開き)。中央部分が窪んで、平行線が確認できるのは粘葉綴じの証です。

歌番号は貫之集での通し番号                    青色文字は使用字母

 紀将歌集第十 雑部

  屏風のゑなる        なれや
  花をよめる         いろの
621                つね
 さきそめし ときよりの       なる
  ちは うちはへて、よははる

621
 (さきそめし ときよりのちは
 うちはへて、よはわれなるや
 いろのつねなる)



   夜雲収尽月行遅といふことを
   ある人のよませたまふに

622
 あまくもの たなびけりとも
  みえぬよは、ゆくつきかげぞ
  のどけかりける


   凡河内躬恒が月おもしろき
   夜きたるによめる

623
 かつみれど うとくもあるかな 月かげの
 いたらぬさとは あらしとおもへば



 紀将歌集第十 雑部

   屏風能衛那留         奈礼也
   花遠與女留           以呂能
621                      川禰
 左支曾女之 止幾與利能        奈留
  知波宇知者部天、與者々類


 (佐支曾免新 止支與利乃遅波
 宇遅波部天、與者和礼奈留也
 以呂能川年奈類)



     夜雲収尽月行遅止以不己止遠
     安類人乃與万世多万不


622
 阿万久毛能 多那比个利止无
 美衣奴與波、由久川支可計曾
 能止計可利个留


    凡河内躬恒加月於毛之呂幾
    夜幾多留二與女留

623
 可徒美礼止 宇止久毛安留可那 月可計能
 以多良奴左止波 安良之止於无部波


「礼」は「禮」とすることも。
「與」は「与」とすることも。
「个」は「介」とすることも。
「弖」は「天」とすることも。


( )は紙片添付に記載。
たぶん濃い破り継内に書かれている為、後添えしたものと思われる。
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