三十六人集選集 元輔集 破り継『羅紋の川』(清書用臨書用紙)  戻る 『三十六人集』 粘葉本 一覧へ

 三十六人集 『羅紋の川』 (元輔集)  
羅紋の川(元輔集)・(半懐紙)   
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羅紋の川 契箔と銀型打(元輔集)
波紋唐紙の上には花鳥折枝金銀袷型打が施してあります。
 
 
 三十六人集 『羅紋の川』 (元輔集) 部分拡大  
羅紋の川(元輔集)
波紋唐紙の上には花鳥折枝金銀袷型打が施してあります。
  
 

 書手本(元輔集)

三十六人集 『羅紋の川』 (元輔集) 
 羅紋の川(元輔集)  書手本 縦6寸7分、横1尺5分5厘 第二十紙

歌番号は元輔集での通し番号             青色文字は使用字母
148
 あきふかき まがきにおいる きく
 みれば、花のうへとも おもほえぬかな

   十月ついたちころに殿上のをの
   こどもさがのにまかりしに、よ
   みてはべりし
149
 秋はまだ とほくならぬに いか
 でなほ、たちかへれとも つげにや
             らばや
150        りて
 露命 もしとどまらば あき
 

 ふとも、ことしばかりぞ
 春ののぞみは

   ふつきばかりにはぎのさき
   みだれたるいへにまかりて

151
 ほかみれば 秋はぎの花 さき
 にけり、など我やどの したばのみ
             こき


148
 安幾不可起 万可支耳於伊類 幾久
 美礼盤、花乃宇部止毛 於毛保盈奴可那

   十月川以多知己呂爾殿上乃遠乃
   己止毛左可乃仁万可利之爾、與
   見天者部利之
149
 秋盤末太 止保久難良奴耳 伊可
 天奈本、多知可部連止毛 徒遣爾邪
             羅盤也
150        利天
 露命 毛之東々末良波 安幾
 

 布止无、己登之者可利処
 春乃々曾美者

   布川支者加利耳者支乃佐支
   美太礼多留以部仁万可利天

151
 本可美連波 秋者支乃花 左起
 爾気利、奈止我也止乃 志多波乃三
             古喜


 

「礼」は「禮」とすることも。
「爾」は「尓」とすることも。
「與」は「与」とすることも。


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